大阪市都市整備局は、おとしよりすこやかセンター南部館と天王寺動物園爬虫(はちゅう)類館・カバ舎を対象とした、民間資金活用型ESCO事業(シェアードセイビングス契約)の事業予定者にアズビル(大阪市北区)を代表者とするグループを選定した。
詳細協議後契約を締結、2016年度内に改修工事を実施し、17年度から省エネルギーサービスを開始する。
両施設の提案概要は、熱源機器を高効率なものに変更するほか、空気調和機などの効率的な制御、給湯システムの改善、照明器具LED、EMS装置導入など。
おとしよりすこやかセンター南部館は、鉄筋コンクリート造地下1階地上7階建て延べ7711平方b(施設は地下1階と地上1〜3階)。
提案によるエネルギー削減率は39・58%、二酸化炭素削減率39・34%、光熱水費削減保証額は1590万円/年。
天王寺動物園は、爬虫類館(鉄筋コンクリート一部鉄骨造地下1階地上1階一部2階建て延べ2663平方b)とカバ舎(鉄筋コンクリート一部木造地下1階地上1階建て延べ694平方b)。
提案によるエネルギー削減率は11・55%、二酸化炭素削減率11・46%、光熱水費削減保証額は1980万円/年。
契約期間は両施設とも17年度からで、ESCO事業者が自ら申請する補助金が得られる場合は12年間、補助金が得られない場合は15年間となる。
提供:建通新聞社