建設新聞社
2015/12/11
【東北・秋田】松橋・館JVを特定/大仙市花火資料館の基本案プロポ
秋田県大仙市は、花火伝統文化継承資料館(仮称)の新築に向け、基本設計委託の指名プロポーザルを進めた結果、松橋設計・館設計JVを特定した。契約は16日の予定。
ほかに村田弘建築設計事務所・長岐建築設計事務所JV、渡辺佐文建築設計事務所・エムシーエー建築設計JVが参加した。
花火資料館は、県と市が行う「市町村未来づくり協働プログラム」を導入して新築するもので、老朽化した女性センター(1972年12月竣工、3階建て、623・15平方b)と勤労青少年ホーム(68年11月竣工、2階建て、476・93平方b)の機能を引き継ぎ、同市が収集を進めている花火関連資料の移設と展示、拡充を図る。
予定地は大仙市大曲大町地内の約4300平方b。敷地内には同2施設のほか、産業展示館、土地区画整理事務所(プレハブ造)が建っている。
基本計画の段階では、新施設はRC造またはS造4階建て、延べ1500〜1600平方bを想定。資料館機能は1〜2階に配置し、展示機能、資料の保管機能、研修室、映像シアターなどを配置する。3〜4階には生涯学習機能として、数10人程度のサークル活動ができる活動室や会議室、調理室などを設ける。
今後、本年度内に基本設計を終え、16年度に実施設計をまとめる予定。17年度に着工し、全国花火競技大会「大曲の花火」開催前の18年8月上旬の供用を目指す。
提供:建設新聞社