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　台風や集中豪雨に伴う浸水や法面崩壊および崖崩れの被害を受けた地域などに緊急に再度災害防止対策を行う「災害対策等緊急事業推進費」として、四国では那賀川水系那賀川（徳島県阿南市深瀬町〜楠根町）に２億円（国費）がついた。
　四国地方整備局では本年度に推進費を活用し那賀川深瀬、楠根地区で左岸側の河道掘削を行う。
　ことし７月26日に発生した台風11号に伴う豪雨により那賀川水系那賀川では阿南市十八女地区で溢水による家屋被害が発生した。今後、同様の豪雨に対し再度の家屋浸水被害を防止するため、緊急に河道掘削による対策を講じる。
　計画では十八女地区より下流側の深瀬地区左岸４００�b間で１万立方�bの稼働を掘削。さらに下流側の楠根地区左岸側１・４�`区間で３万立方�bの河道を掘削する。
　那賀川水系那賀川では２０１４年８月の台風11号による猛烈な豪雨により国管理区間下流、阿南市の堤防のない３カ所で溢水による浸水、堤防整備済み２カ所で支川等の氾濫による浸水が発生した。特に加茂地区では04年の台風23号を上回る浸水被害となった。
　これを受け再度災害防止のため、本年度から新規に那賀川加茂地区で床上浸水対策特別緊急事業に着手しているほか、深瀬、楠根地区では河道掘削を展開している。

提供：建通新聞社