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日本工業経済新聞社(群馬)
2015/12/10

【群馬】前橋市の道の駅新設で年度末に基本計画策定


前橋市は本年度末までに、建設が進む上武道路沿いに新設を計画している道の駅の基本計画を策定する。導入する機能や規模、配置案などを盛り込む。来年度は、造成や施設の概略までの基本設計を委託するとともに、農振除外や国土交通省と一体となった整備を行うための事業認定を進めていく。整備に当たっては、管理までを含めたPFI方式の導入も検討しており、設計作成と併せて調査する。
新しい道の駅は、南北に走る国道17号線と東西に建設が進む上武道路との交差点の北東部、関根町などにまたがる農地を建設予定地としている。
敷地面積は、新施設に導入する機能、規模の検討を踏まえて確定させるが、最大で15ha程度を想定している。
市は、建設に先立ち庁内の幹部らで構成する設置推進委員会(委員長・細野初男副市長)を設立。内部で検討を進めるとともに市内の商業、物流、観光、農業など25人の有識者からなる設置検討協議会も設置し、外部からの意見も取り入れる。建設に当たっては、市が道の駅のメーンとなる地域振興施設と第2駐車場、国土交通省がトイレや休憩所、駐車場を整備する一体型での整備を目指している。
現在、パシフィックコンサルタンツ(東京都千代田区)へマーケティング調査や分析を委託しており、1月ごろに推進委員会が基本計画案を策定、2月に協議会へ諮問し、3月末までに基本計画として策定したい考えだ。
今後は、来年度に国土交通省と一体となった整備を進めるための事業認定や農振除外の手続きを進めるとともに、基本設計にも着手。あわせて整備運営手法についてもPFIや公設民営など、さまざまな方法を検討する。17年度中に事業認定や設計を完成させ用地買収に移り、19年度ごろの着工、20年度のオープンを目指している。
現在市内には、道の駅が3施設あるが、いずれも既存施設を利用したもので、新設するのは今回が初めて。来年度の完成を予定している上武道路の有効活用を目的としており、市の魅力を周知する場として整備する。