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鹿児島建設新聞
2015/12/10

【鹿児島】県ヨットハウスなど再整備、次期国体に備え

  本県で2020年に開催される国民体育大会でセーリング競技会場となる鹿児島市の平川ヨットハーバーは、前回の国体開催時に整備されたヨットハウスなどの再整備が計画されている。9日、県議会一般質問で寺田洋一議員(自民党)の質問に福壽浩知事公室長が明らかにした。 
 中央競技団体の正規視察は、14年11月に実施。会場施設および大会運営に向けての指導助言内容は、1982年に整備された老朽化や劣化が著しいヨットハウスの管理棟と艇庫の建て替えのほか、出艇スロープなどの競技運営施設の設置、関係者や観客用の臨時駐車場の確保。係留している漁船等の一時的な移動、運営艇としての漁船の協力−など。 
 これを踏まえて、県では大会運営にあたる鹿児島市および県セーリング連盟と連携しながら、地元漁協等との調整を行い、施設改修や駐車場の確保、輸送対策を進め円滑な競技の実施を図ることにしている。 

■山田料金所ETC設置 
2年程度で完了 

 また、寺田議員は指宿有料道路の改修について質問。今後のスケジュールについて、久保田一土木部長は「今年度中に事業計画の取りまとめを行い、有料道路事業許可変更に係る議会承認の手続きを経て、国の許可を得たい」と説明した上で、「山田料金所のETC設置は、先行して整備に着手し事業着手後、おおむね2年程度で整備を終えたい」と答弁した。