北海道建設新聞社
2015/12/09
【北海道】札幌田中病院が来年5月に建て替えへ−334床で1万u
医療法人タナカメディカル(田中良治理事長)は、同法人が運営する札幌田中病院北側の札幌市手稲区西宮の沢4条4丁目297の1の敷地約6000m²を取得し、同病院新築を計画している。設計はT&N北海道設計で進めており、2016年5月の着工を予定している。
新病院はRC造、4階、延べ約1万m²の規模で、医療療養型の病室334床を設ける。主な医療行為が1階で完結するように計画し、1階に外来診察、リハビリテーション、放射線、検査部門などを集約配置するほか、薬局や医局、事務、福利厚生部門なども置く。2―4階は6看護単位で構成する病棟となる。
札幌田中病院は、自宅生活や介護が困難になり、継続的治療が必要とされる人の長期入院が可能な療養型病院で、1977年に開院。更新時期を迎えたことから、建て替えによって機能充実と医療・療養環境の改善を図り、明るく健康的な施設でのより良いレベルの高い医療の提供を目指している。
タナカメディカルグループは、札幌田中病院を中核とし、札幌宮の沢病院(355床)、札幌緑誠病院(342床)をはじめ、介護施設の博友会、愛輪園、愛の里、ホワイトキャッスルの4棟、高齢者向け賃貸マンションのライフコートシリーズ6棟、その他6カ所の在宅介護支援事業所を有している。