静岡市は、湾岸消防署移転に伴う基本・実施設計を2016年8月22日の納期で金丸建築設計事務所(静岡市駿河区)に委託した。工事は、早ければ16年10月ごろの発注を見込む。
同事業は、既存施設(清水区横砂408ノ13)が南海トラフ巨大地震などによる津波浸水区域にあり、耐震性能も十分でないことから、内陸側の清水区庵原字泉川の約2500平方b(畑地)に移転改築する。
新施設は、鉄骨鉄筋コンクリート造3階建て延べ約2000平方bの規模を目指す。施設内容は、車庫、出動準備室、食堂、浴室、滅菌室、会議室、事務所、訓練棟。
16年度の工事着手時期は、埋蔵文化財調査の状況によって流動的だが、順調なら完成時期は17年12月となりそうだ。
新施設完成後に撤去する既存施設の規模は、鉄筋コンクリート造3階建て延べ996平方b。敷地1800平方bは、県に返還する。
提供:建通新聞社
(2015/12/9)
建通新聞社 静岡支社