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建通新聞社四国
2015/12/08

【高知】高知県の12月補正予算案 ゼロ県債に約6億設定 一般会計は53・6億増額

 高知県は4日、12月補正予算案を発表した。一般会計では53億6176万円を増額し、当初からの累計は4707億4514万円としている。補正予算案のうち、投資的経費は6億9275万円、内訳は災害復旧事業費が8億5419万円で、普通建設事業費は1億6144万円減額している。また債務負担行為として61億6100万円を設定しており、ゼロ県債を活用した県単独事業の道路整備などに充てる。12月定例議会は10日に開会、25日までの会期で開催される。
 ゼロ県債による道路整備には、債務負担行為で6億0250万円を設定している。建設業活性化プランに基づく公共工事の端境期対策として昨年度に続き設定したもので、来年4月から着工できるよう、前倒して発注する。
 9月の豪雨により被災した箇所の調査と復旧工事費には7億4702万円を計上。災害査定に必要となる測量調査設計と災害復旧工事費の増額に充てる。
 足摺海洋館の改築に向けた基本設計委託料には債務負担行為で5076万円、地質調査委託料には債務負担行為で613万円を設定。基本設計は公募型プロポーザル、地質調査は指名競争入札で委託業者を選定する。
 須崎工業高校と須崎高校を統合して設置する高吾地域拠点校整備については、実施設計と地質調査の委託料を3429万円計上し、債務負担行為で8001万円を設定している。実施設計は基本設計を担当している環境デザイン研究所(東京都港区)と若竹まちづくり研究所(高知市)の設計共同体に引き続き委託する予定。地質調査は指名競争入札で委託業者を選定する。

提供:建通新聞社