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　香川県は詰田川水系河川整備計画作成業務を四電技術コンサルタント（高松市）、一の谷川水系河川整備計画作成業務を五星（三豊市）にそれぞれ委託。２０１６年３月28日の納期で河川整備基本方針に沿って２級水系の河川整備計画を作成する。また、鴨部川でも利水・治水・環境に関する全体の骨格的な整備方針や河川整備計画（詳細）を今後、策定する。
　詰田川水系は11年３月に河川整備方針を策定済み。ことし３月に県が策定した「香川県地震・津波対策海岸堤防等整備計画」を踏まえ、水門での津波遡上（そじょう）を食い止めるための水門耐震補強や堤防の耐震補強と嵩上げなどを内容とする地震・津波対策のほか、長寿命化計画に関する事項を整理し記載する。
　具体的には札場水門も含め同水門から上流の地震・津波対策や長寿命化計画などが反映される見通し。整備期間はおおむね20〜30年間。新たな地震・津波対策海岸堤防等整備計画により、これまでの地震・津波対策の変更や対象区間の決定、同区間での耐震化（水門）補強や地盤改良など、具体的な工法を盛る液状化対策なども記載される予定。
　一の谷川水系は地震・津波対策や長寿命化計画に関する事項は詰田川水系と同様に、これまでの内容を整理し、県の地震・津波対策海岸堤防等整備計画を反映した項目を新たに整備計画に盛り込む。地震津波対策では七間橋防潮水門なども記載される。
　河川整備計画に当たり河川整備方針の策定はすでに五星で着手済み。

提供：建通新聞社