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　福井県は、農業者、農業経済団体らを支援し、県産農林水産物を加工して付加価値を高める食品加工施設の整備を実現したい考えだ。実施主体はＪＡ、県内食品企業などによる共同事業体を想定。１７年度末の施設完成を目指し、早ければ、年内にも協議会を立ち上げる構え。
　今事業に関しては、６月補正予算で「食品加工施設整備事業」として２５０万円を新規計上。今年度はカット野菜工場の視察や市場調査を行い、建設地や施設能力・規模などを盛り込んだ整備基本計画を策定する（補助率＝県１／２）。
　また、先日の県議会一般質問の理事者答弁でも言及。「食品加工施設に併せて、加工用野菜や通常出荷の規格外のものを集荷する体制も整備する」としたうえで、「この集荷体制を利用して、規格外品を学校給食に向けるということで利用を拡大し、総合的に農家所得の向上を図りたい」と方針を説明した。