河内長野市の上原・高向地区外環沿道土地利用協議会(山本忠行会長)は、まちづくりの事業化検討パートナーとして、清水建設・日本エスコン・住友商事共同企業体を選定した。今後、地権者の意向を踏まえながら、誘致施設やスケジュールなど協議を進め、覚書を締結する考え。
同地区は、大阪外環状線沿道でありながら農用地や商業施設が点在しており、農業の後継者問題などから、2012年7月に農地所有者らで「まちづくり勉強会」を設立。意見交換を重ね、土地利用ゾーニング図案を作成するなどの活動を進めてきた。14年9月には、農地所有者だけでなく、対象地区内の地権者全員で組織する上原・高向地区外環沿道土地利用協議会を設立した。
選定したパートナー企業体は、事業化に向けて地権者と検討課題や今後の体制などについて話し合い、商業・業務、工場、物流・倉庫、医療・福祉などの施設誘致や、農地保全・集約など、まちづくり事業全般をコーディネートしていく。
上原・高向地区は、大阪外環状線沿道に位置し、国道371号バイパスとの結節点近辺で、南海高野線河内長野駅から南西に約2・5`、同線三日市町駅から西に約2`に位置する。対象区域の面積は約42f。
事務局は、河内長野市都市づくり部都市創生課地域整備係。
提供:建通新聞社