福島建設工業新聞社
2015/12/04
【福島】見積活用方式で公告/JAEA国際共同研究棟新築
日本原子力研究開発機構(JAEA)は4日、廃炉国際共同研究センター国際共同研究棟新築工事の技術提案評価型(施工体制確認型併用)総合評価・一般競争を公告した。申請書提出期限28年1月8日午前11時。同2月2日に開札する。
単体と2社構成特定JVの混合。参加資格は県内に本・支店、営業所所在の、機構か文部科学省の建築資格認定数値790点以上。企業の施工実績はS造かSRC造2階建て以上、延べ1400平方b以上の研究開発または実験室を有する施設の新築・増築などを求める。
見積もり活用方式を試行する。直接工事費のうち鉄筋工事、コンクリート工事、型枠工事、鉄骨工事、共通仮設費と現場管理費の積み上げまたは率計上分に関わるものとし、予定価格作成の参考とする。見積書と根拠資料の提出期限は28年1月8日。入札書提出期間は同29日から2月2日正午。
同研究棟は、東京電力福島第一原子力発電所の廃炉に向け、国内外の研究者・技術者が集結し、研究開発と人材育成を行う拠点とする。
規模はS造(制振ブレース併用ラーメン構造)2階建て延べ2114・85平方b。躯体コンクリート約1200立方b、鉄筋約110d、金属製断熱パネル約1000平方b、アスファルト防水押さえコンクリート約980平方bを使用する見込み。電気・機械設備、外構工事一括。富岡町本岡字王塚789の1ほか地内(居住制限区域)。工期29年3月31日。設計はニュージェックが担当。