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　福井県は、高浜町和田から事代の和田港海岸における海岸環境整備事業について、２６年度の完成を目指している。
　１６年度以降の残事業費は２０億４０５５万円。来年度以降は人工海浜、突堤１基、同改良５基、離岸堤（潜堤）２７２メートル、同（砂止堤）１００メートルについて整備を継続。
　西側潜堤については、整備を休止し、効果を確認。今後は東側潜堤の整備に着手する。
　対策効果の検証委員会の意見を受け、経済性や効率的な整備効果の発現を考慮、施設の効果や影響をモニタリングしながら、段階的に整備を進める方針で、２１年度の完成予定を５年間延長する。
　延長２・８２キロメートルにわたって和田海水浴場および海岸保全区域が設定されている同海岸は、海浜の浸食が生じており、国土保全および海水浴場としての機能を回復するために対策工を実施する。
　１５年度までに人工海浜４３万立方メートル、離岸堤５００メートル、突堤２基、同改良１１基、護岸２５メートルのうち、突堤１基、同改良６基、護岸工、離岸堤（潜堤）１２８メートルを施工済、人工海浜は引き続き施工中。
　一部完成した離岸堤の背後の砂浜に回復傾向が見られる事などから突堤２基（約２億円）および砂止堤７０メートル（約２億円）を縮小、人工海浜（約３億円）を追加。
　これにより全体事業費は当初より１億円減の３４億６４００万円となり、１５年度末の進ちょく率は４１・１％を見込む。