高知市は11月30日、12月補正予算案を発表した。一般会計には15億9400万円を計上し、当初からの累計は1538億8200万円となる。また新庁舎建設、北消防署建設、東部運動公園多目的ドーム建設に係る継続費の総額193億9000万円を設定している。12月定例議会の会期は7日から24日まで。
継続費の内訳は、新庁舎建設に160億円、北消防署に14億9000万円、多目的ドーム建設に19億円。新庁舎建設費のうち、本体の建設工事費は144億8000万円で、あとは付帯工事費5億2000万円、その他経費2億2000万円、新庁舎に整備する家具什器類などに7億8000万円を計上している。
一般会計の主な補正では、小学校の耐震補強整備費に4億6000万円、秦小学校、一宮小学校、泉野小学校の各体育館の耐震補強工事費など。小学校の防災機能強化整備に2億3000万円、強化ガラスへの入れ替えなどに充てる。農地災害復旧費(補助災害)には250万円、8月の台風10号で被災した鏡地区2カ所が対象。鏡川清流保全計画策定業務委託費には2016年度までの債務負担行為として800万円を設定、現行計画が16年度で完了するため、17年度からの10カ年計画を新たに策定する。
補助金関係では、宿泊施設耐震対策緊急促進事業補助には8522万円、延べ5000平方b以上の宿泊施設2施設についての耐震改修設計を支援する。防災拠点建築物耐震対策緊急促進事業補助には1591万円、建設会館改築に向けた設計費の補助。竹林寺庭園保存整備事業補助には315万円、書院の改修が対象となる。木造住宅耐震化推進には1億円、当初予算への計上分がなくなったため追加補正する。
提供:建通新聞社