第5回静岡県中央新幹線環境保全連絡会議が11月30日開かれ、JR東海が導水路トンネル計画案を示した。
導水路トンネル計画案では、大井川右岸をルートとし、計画路線取り付け位置付近を除いて土かぶりを500b以下に設定。椹島(さわらじま)から千石非常口との連絡坑までを、掘削断面積約10平方bのTBM(トンネルボーリングマシン)で施工し、千石非常口との連絡坑から計画路線取り付け位置までは掘削断面積約20平方bのNATMで施工するとした。また、施工前に椹島の坑口付近で水平ボーリング調査を行い、施工中は前方探査を行い結果に応じて補助工法やルートの変更を検討する方針を示した。
導水路トンネルからの発生土量は約20万立方bで、県内の発生土置き場に置くことが可能とした。
この他、発生土置き場計画の検討状況についても報告した。
提供:建通新聞社
(2015/12/4)
建通新聞社 静岡支社