鹿児島建設新聞
2015/12/04
【鹿児島】都市機能誘導区域等の設定方針、かごしまコンパクトなまちづくりプラン策定協
第2回かごしまコンパクトなまちづくりプラン策定協議会(会長・石塚孔信鹿児島大学法文学部教授)が2日、鹿児島市役所であった。立地適正化計画の策定に向け、土地利用ガイドプランの拠点を基本とする都市機能誘導区域等の設定方針が示された。
同市では、医療・福祉施設や商業施設、住居等がまとまって立地することで、生活利便施設等への公共交通アクセスの利便性向上を図るなどして、多極ネットワーク型コンパクトシティの実現を図る。
都市機能誘導区域は、土地利用ガイドプランの拠点を基本に、拠点の中心となる駅や支所等の施設から徒歩や自転車で移動できる区域(概ね500m圏内)、区域間の移動が比較的容易な区域、また商業施設、金融施設、医療施設など一定程度充実している区域などの要件を満たす区域に設定する。
また居住誘導区域は、将来的に人口密度を維持していく区域で、生活利便性や災害に対する安全性が確保される区域。なお市街化区域(旧市)、非線引き都市計画区域の用途地域内(旧町)で現状が山林となっているカ所は除外する、としている。
今後は、2016年1月に設定方針などについて住民説明会を実施。16年度にパブリックコメント手続き等を経て17年度の運用開始を目指す。次回の会合は16年5月頃を予定。