建設新聞社
2015/12/03
【東北・秋田】ランドブレインを特定/第2期秋田市中心市街地活性化基本計画策定プロポ
秋田市は、「第2期秋田市中心市街地活性化基本計画策定業務委託」の公募型プロポーザルを実施し、ランドブレインを特定した。
同第1期計画は、2014年6月に期間が終了しており、対象エリアは通町、大町、川反、中央通りの各商業地域と、JR秋田駅や秋田拠点センターアルヴェ、千秋公園などに囲まれた約119fだった。
2期計画では、これに南通商店街と大町、駅東地区の一部を加えた約170fでの実施を予定。委託では、中心市街地の現状把握や分析・調査、1期計画の検証を行った上で、2期計画を検討する。履行期限は17年3月24日までだが、16年12月末日までに内閣総理大臣の認定を受けることを前提とした工程とする。
対象エリア内では、県民会館の現敷地を予定地として、県・市連携文化施設の建設構想が進んでいる。延べ約2万2500平方bの施設内に高機能型ホールと舞台芸術型ホールを備え、3000人程度までの各種大会・会議などにも対応する計画で、概算事業費は建物工事費が約180億円、解体費や設計費、外構工事費、備品などが約20億円。17年度から2カ年で基本・実施設計を行い、19年度に着工、21年度の完成、22年度の開館を目指すとしている。
同施設に隣接する旧県立美術館は、文化活動発表や公立美術大学生の展示などへの利活用を想定しており、一帯を「文化芸術ゾーン」として形成する意向。また、大町ニューシティ跡地はイベント広場、新文化施設の駐車場への活用を見込む。
このほかにも2期計画エリア内には、秋田魁新報社旧社屋の跡地(大町地内・市有地)で大町商店街振興組合が構想している商業施設整備や、秋田駅周辺のJR東日本の所有地での開発などもあり、これらを含めた中心市街地活性化を検討する。
提供:建設新聞社