宇土市は、11月27日に開かれた庁舎建設検討委員会の第2回会合で、建設候補地や施設規模などの概要を委員らに提示した。
検討委は、庁舎整備の方向性を協議し、建て替える場合の新庁舎の建設地や機能・規模などについて審議するもので、9月の第1回会合で「建て替えが望ましい」と意見が一致していた。
今回の会合では、建設候補地、施設の機能・規模などを審議。市が示した建設候補地は▽現本庁舎(浦田町、敷地面積約7000平方b)▽職員駐車場と市民広場を合わせた一帯(浦田町、同約2万平方b)▽JR宇土駅西口付近(松原町)▽宇城広域連合消防本部裏手(旭町)―の4案。延べ床面積は、同規模の自治体を参考に1万平方b程度が必要と提案した。
これに対し委員からは「行政機能だけでなく複合施設に」「建設地は他の場所も検討を」などの意見が出された。
来年1月に3回目の会合を予定、市から諮問された基本構想案について委員会の意見を答申する。市は、平成28年度にパブリックコメントなどを経て、基本構想を策定する予定だ。
現庁舎は、築後50年が経ち老朽化しているとともに、耐震強度も不足している。
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西日本建設新聞社