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南棟、東棟を新築　小城公民館は耐震改修
　　　　　学校法人永原学園

　学校法人永原学園（佐賀市、福元祐二理事長）が小城市小城町に開学を予定している西九州大学地域看護学部（仮称、定員９０人）の設置計画が明らかになった。来年１０月着工予定で、２０１７年末に完成、１８年４月の開学を目指す。基本・実施設計、設計監理は�叶ﾎ橋建築事務所（佐賀市）が担当する。
　永原学園は、不足が予測される県内看護師ニーズへの対応などを目的に地域看護学部の設置を計画。今年４月、小城市と西九州大学新学部設置に関する基本協定を締結した。協定書には、小城市は新学部設置が円滑に進むように協力を支援するほか、必要な用地（市有地３９７１平方�b）を永原学園に無償貸与することなどを盛り込んでいる。

　新学部建設予定地は、小城公民館周辺の敷地５５００平方�b（市有地以外の国有地は購入）。校舎は、小城公民館を耐震改修する北棟（鉄筋コンクリート造３階建て、延床面積２１３７平方�b）、新たに建設する南棟（鉄筋コンクリート造４階建て、延床４１８５平方�b）、東棟（木造２階建て、延床面積８２５平方�b）を整備。北棟には事務室、講義室、多目的ホール、南棟には図書室、実習室、研究室を配置する。東棟はカフェや多目的室を設置する。
　同法人は、来年９月末までに工事施工者（佐賀県内の２社による共同企業体）を競争入札で決定し契約する方針にしている。