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建設新聞社(長崎)
2015/12/02

【長崎】瑞穂吾妻バイパスの新規事業化目指す

総事業費は180億円 来年度にも測量・設計
    早期着工に向け、年内にもルート案説明

 地域高規格道路島原道路(約50`)の一環として県は、一般国道251号瑞穂吾妻バイパスの整備を計画している。2016年度の新規事業化を目指すもので、事業期間を23年度までの8年間と想定。延長L=約6400b、幅員W=7・0(12・0)bのバイパス工事を行う予定だ。
 県は、用地取得費や測量・設計費、工事費用などを含めた全体事業費を概算で180億円と試算。具体的なスケジュールについては確定していないが、年内にも地元住民を対象にルート案に関する説明会を開催。地元の意見を聞きながらルートを確定させる。
 県道路建設課によると、16年度新規事業として採択されれば、初年度となる16年度に1億円を投入し、測量や設計に着手する構えだ。以降、用地交渉に入り買収の進み具合を見て、できるだけ早期に工事に着手。23年度末までに工事を完了させる考えでいる。
 同事業について県道路建設課は、島原道路の整備による諫早ICまでの時間短縮により、地域産業の振興などに役立つと期待。昨年を中心にこれまでに、島原市、雲仙市、長崎県商工会議所連合会、長崎県過疎地域自立促進協議会、島原半島幹線道路網建設促進期成会、自民党と公明党の県議会議員会がそれぞれ要望。早期事業化を求めている。
 県は交流・連携を支える点や産業活動を支える点など、目指す五つの道づくり方針を踏まえ、費用便益や交通量などを条件に、新規事業化の優先順位を決めている。
ksrogo