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日刊建設タイムズ社
2015/12/02

【千葉】落札決定前に情報提供/金入り設計書確認手続き試行/建設局所掌の建設工事/千葉市

 千葉市建設局は、同局所掌の建設工事(建築工事及び設備工事を除く)に係る入札について、落札決定前に金額入り設計書の情報提供の申し出と質問が行えるような手続きを導入(試行)することとし、今月1日以降に公告または指名通知を行う案件から適用する。
  設計書については、これまでは入札公告また指名通知にあわせて「金抜き」のものを公表し、質問・回答を経て入札を行い、「金入り」のものについては契約後に要求があれば公表していた。しかし、設計積算の不備等による入札の中止や契約の解除が増えていることから、申し出に応じて落札決定前に情報を公表することで、契約に係る負担(収入印紙等)を軽減する。
  対象となる工事は、建設局が所掌する建設工事(建築工事及び設備工事を除く)。また、金額入り設計書の情報提供の申し出及び質問ができる者は、入札参加者で開札後に落札決定の保留通知書を受領した者。
  保留通知書の通知日の翌日正午(休日は除く)までに工事担当課に請求することにより、入札前に公表された設計書と同等の金額入り設計書の情報提供を申し出ることができる。申し出に必要な書類は、金額入り設計情報提供申し出書(様式第1号)及び保留通知書。
  また、金額入り設計書の情報提供により判明する質問がある場合は、保留通知書の通知日の翌々日午前10時(休日は除く)までに、工事担当課に必要書類を提出することで質問することができる。質問に必要な書類は、記載内容質問書(様式第2号)。
  記載内容の質問があった時には、市は積算内容を確認し、質問者に対して確認結果を回答する。その際、回答までに数日間かかることもある。
  保留通知書送付後は、すでに金額入り設計書が公開されている可能性があるため、再度入札は行わず取りやめとする。
  落札決定については、原則として一般競争入札の場合は保留通知日の翌々日、指名競争入札の場合は保留通知日の翌日に通知を行っているが、金額入り設計書確認手続きの対象工事については、開札日の翌々日以降に通知する。
  この確認手続きに関する事務取扱要領及び必要な様式については、技術管理課のホームページで公表している。k_times_comをフォローしましょう
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