北海道建設新聞社
2015/12/01
【北海道】旭川・北彩都に健康複合施設−元生会が50億円投じ16年度着工
医療法人社団元生会(旭川市8条通6丁目左10、森山領理事長)は11月30日、健康をテーマとする生活文化拠点「仮称・旭川ウェルネスセンター」を旭川・北彩都地区に建設すると発表した。事業費は用地取得分を含め約50億円。2016年度に着工し、19年春の開設を予定している。
旭川市が売却先を募っていたJR旭川駅そばの土地区画整理保留地17街区を取得して建設する。ジムやレストランなどの施設運営を協力する民間企業と共に近く市と売買契約を結ぶ。
1・75haの広大な敷地に、健康をテーマにした複合施設を設ける。現状で規模は未定だが、SRC造、6階を基本に検討を進めているという。駐車場は約300台分を想定する。
大雪山系の山々や北彩都ガーデンの景観を生かし、医療だけでなく、食や運動などライフスタイル提案型の開放的な施設を目指す。台湾などの訪日外国人向けに、宿泊付き健康診断など予防医療の拠点としても機能させていく。
既存の森山病院は同施設に移転後、解体し売却する方針。敷地面積は隣接する駐車場と合わせ約2000坪になるという。
森山理事長は「健康と医療、福祉を3本柱にした先代(森山元一氏)の考えを引き継ぎ、自身の集大成にしたい」と話している。