建通新聞社(神奈川)
2015/12/01
【神奈川】横浜市 小柴貯油施設跡地、17年度整備着手目指す
横浜市環境創造局は、(仮称)小柴貯油施設跡地公園の建設に向け、環境影響評価を行うなど都市計画の手続きを進めている。早ければ2017年度に第1期「緑の広場空間創造エリア」の工事に着手し、19年度にも整備の完了した部分から順次供用を開始する予定。
第1期工事は跡地の東側約13fの範囲。平坦な地形を生かして▽草地広場ゾーン▽センター広場ゾーン▽多目的レクリエーション広場ゾーン▽駐車場ゾーン―などを整備し、国道357号からのアクセス道路も新設する計画。フィールド部分は1b程度の盛土が必要となるもよう。
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跡地全体の面積は約55・6f。第1〜3期に分けて整備工事を進め、順次供用しながら32年度ごろまでの完了を目指す。地上の貯油タンクはモニュメントとして活用し、地下の貯油タンクやパイプラインは密閉処理の上、埋め戻したり周辺を立ち入り禁止にするなどして安全対策を取る。
敷地は広く、最も高い場所はT・P・80bと高低差が大きいことから、公園内のアクセスにはバス交通の導入も検討する。
跡地内の存置構造物は▽大型地下タンク(直径37〜38b×深さ28〜29b)11基▽小型地下タンク(直径約18b×深さ20〜21b)14基▽地上タンク(直径23b×高さ約11b)5基▽廃油タンク(直径5・5b×高さ5・5b)4基▽ポンプ室▽変電所▽事務所▽倉庫―など。
設計業務は「(仮称)小柴貯油施設跡地公園基本設計」を大日本コンサルタント(横浜市中区)が、「(仮称)小柴貯油施設跡地公園アクセス道路予備設計等」をアジア共同設計コンサルタント(横浜市南区)が担当している