愛知県新城設楽農林水産事務所は、広域営農団地農道整備事業の「奥三河2期地区」として基幹農道の新設を進めている。2016年度はルート東側の1−2工区における整備促進を図る方針で、第1四半期の発注に向け調整していく。また、最終区間の設計を三祐コンサルタンツ(名古屋市東区)に委託、今後の整備に向けた設計のストックとして内容を詰める。
奥三河2期地区は、豊田市〜設楽町間を東西に結ぶ広域農道として開設、新設整備するもので、西側を1−1工区、東側を1−2工区として進めている。16年度事業では、設楽町西納庫地内の延長500bの農道築造を計画しており5月以降の着工を見込む。
15年度事業では、設楽町西納庫地内で国道257号と接続する町道段戸208号線を拡幅整備、寺屋敷川に架設する8号橋を合わせた延長300bの道路築造を進めている。16年度事業の予定区間は15年度の延伸部に当たるもので、国道257号からの進入路として利用する考え。
奥三河2期地区は、設楽町西納庫地内の国道257号から豊田市小田木町地内の国道153号までの山間部に延長約13・3`(幅員7・5b、2車線道路)の基幹農道を新設整備する。西側延長5・6`を1−1工区として整備、09年度に供用開始した。現在、事業を進めているのは東側の1−2工区(延長7・6`)で、このうち14年度末で延長5・8`の道路築造が完了。今回の設計では、最終区間の延長1000bのうち、5カ所の急峻(きゅうしゅん)な箇所について、補強土壁工の設計を行う。
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建通新聞社