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　北陸地方整備局金沢河川国道事務所は、避難を促す緊急行動の一環として２７日、梯川周辺の小松市を対象とした「市町村長を支援する緊急行動」のトップセミナーを同市役所庁舎内で開催した。
　石川県内第１弾となった同セミナーでは冒頭、同事務所の金澤文彦所長が「避難勧告や避難指示を行う際の判断材料となる情報を示すので、対応について相互に再確認したい」とあいさつした。
　意見交換会に移ると、同事務所の担当者が９月に発生した鬼怒川の堤防決壊に関する被害状況などを説明。その上で、首長が避難の時期や区域を適切に判断するための支援として、水害対応チェックリストを作成したことを報告した。今後、避難のためのタイムライン（防災行動計画）も整備するとした。市は、適切な判断には整備局側の協力が必要と強調した。
　同セミナーについては手取川周辺の白山市や能美市、野々市市、川北町でも行う予定で、共同開催も含めて現在日程を調整中という。