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建通新聞社
2015/11/30

【大阪】大阪市 要求水準書案公表 海老江PFI

大阪市は、PFI方式を採用する予定の「大阪市海老江下水処理場改築更新事業」で、要求水準書案をまとめた。2016年2月中旬に特定事業の選定結果の公表を行い、総合評価一般競争入札(WTO案件)の公告は同年2月下旬に行う見通し。その後、落札者決定は9月下旬、事業契約締結は11月下旬を見込む。
 事業は、老朽化した1〜2系の既存汚水処理施設の更新に伴い、新たな処理施設として3系施設を築造する。建設地は2系施設(大阪市福島区大開4ノ1ノ141)の南側隣接地。
 全体計画18万5000立方b/日のうち、今回事業対象となる1期分は7万7000立方bの水処理施設を整備する。1期用地は約1万4900平方bで、うち緩衝緑地帯は約1900平方b(3系全体の敷地面積は約3万2000平方b)。
 市が提示する今回事業で新設する水処理システム基本フローは、ポンプ棟(流入ポンプは既設利用)、配管廊、分配槽、導水渠、沈殿池、反応槽、沈澄池、消毒施設、再利用水返送施設、汚泥前処理設備、脱臭設備、機械棟、受変電設備、監視制御設備、制御電源・計装用電源設備、負荷設備、計装設備、建築設備。計画放流水質を満たせば事業者提案で構成を変更できる。
 事業方式は、BT+M方式。整備後、2年間の性能評価検証業務を行った後に、市に所有権を移転、別途保全管理業務を契約する。事業契約締結後、25年3月までが設計・建設期間(性能評価検証期間含む)で、25年4月〜40年3月が保全管理期間となる。設計・建設期間は、性能評価検証期間を除いて、事業者による工期短縮提案が可能。
 アドバイザリー業務は、パシフィックコンサルタンツ(大阪市北区)が担当。

提供:建通新聞社