石川県土木部道路建設課は、07年に策定した広域幹線道路整備に関する基本方針「ダブルラダー結(ゆ)いの道」構想を発展させた「ダブルラダー輝きの美知(みち)」構想を明らかにした。
新構想では、既存の道路ストックを活かし、磨き上げることにより、走行性、定時性、安全性を向上させ、定住人口の維持・拡大、新幹線開業効果の県内全域への波及を図る。重点施策は、(1)時間距離の短縮による県土の一体化(2)陸海空の交流拠点との連携強化(3)隣県や三大都市圏との広域交流圏形成(4)能登・金沢・加賀各地域を巡る回遊性の向上(5)緊急時の道路ネットワーク確保。
新規路線として加賀地域と金沢港を結ぶ「加賀海浜産業道路」、能登半島を周遊する「奥能登絶景海道」、能登半島の内浦と外浦を結ぶ「奥能登横断道路」、福浦港中島線と富来中島線からなる「中能登横断道路」、藤橋バイパスと七尾港を結ぶ「七尾外環状道路」、かほく市横山〜松浜間を結ぶ「かほく東西幹線道路」、川北縦貫道路、能美東西連絡道路からなる「加賀産業連絡道路」の7路線を追加した。
その他の構成路線は次の通り。
【南北幹線】▽北陸自動車道▽能越自動車道▽東海北陸自動車道▽珠洲道路▽輪島道路▽のと里山海道▽国道249号▽国道159号▽河北縦断道路▽月浦白尾IC連絡道路▽金沢外環状道路▽国道8号▽中部縦貫自動車道連絡道路(国道157号、416号)▽南加賀道路▽国道364号
【東西幹線】▽門前道路▽能登中核工業団地徳田大津インター線▽七尾道路▽国道415号▽国道8号(舟橋〜県境)▽金沢福光連絡道路(国道304号、金沢井波線、金沢湯涌福光線)▽小松白川連絡道路▽中部縦貫自動車道