開封テープ、光学製品、電磁波シールドフィルムなど製造の東京セロレーベル(本社・京都市右京区西院安塚町21)の星野光代表取締役社長は25日、越前町の朝日南部工業団地に進出するにあたり、西川一誠知事を表敬訪問し、事業拡大の報告を行った。
報告によると、朝日南部工業団地(越前町佐々生第14号3番地3)の1万5787平方メートルを取得し、電磁波シールドフィルムなどを製造する新工場(建築面積約2400平方メートル)を建設。投資額は約20億円。17年3月の着工、18年6月の竣工を見込んでいる。
エレクトロニクス製品向けの高機能部材の受注が好調なことから、事業拡大に向け新工場の候補地を探してきたが、本社や福井工場(鯖江市上野田町)からのアクセスの良さなどを踏まえ、越前町への立地を決めた。
まずは取得用地の半分を活用し、クリーンルームも備えた新工場を建設予定。最終的には現在の福井工場と同程度の規模にまで拡大したい意向で、併せて、研究開発部門の移転についても検討していく方針だ。