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北陸工業新聞社
2015/11/24

【福井】若手職人が魅力発信/福井技の祭典日ごろの腕競う/盛大に開催

 ものづくりの魅力をアピールし、熟練から若者へ技能の継承も図る一大イベント「福井 技の祭典」が21、22の両日、今年も福井市下六条町の県産業会館本館で盛大に開催された。
 メーン企画の技能・製作実演大会では競技種目合計8つの部門ごと(各参加選手は約10人)、年齢を39歳以下に限った若手職人たちが一つの課題作品に取り組み、腕を競い合った。21日は管工事、造園、和菓子の3部門。翌22日は左官、日本料理、建築板金、建築大工、壁装仕上げの5部門で競技実施。参加選手たちは日ごろ仕事で鍛え上げた技術や技能を存分に発揮。この日のために日曜休みを返上して臨むほど熱の入れようで、なかには昨年の(選外の)雪辱に燃えて再チャレンジする選手もみられ会場は熱気に包まれた。また審査には来場した一般県民らも加わり、製作過程の作業の動きから出来上がった作品までを積極的に品定め。表彰式では上位者をはじめ全参加選手の健闘をたたえ、今後益々の活躍にエールを送った。
 サブ企画として熟練の職人さんによる「匠の技」が披露され、ものづくり体験教室ではミニ屏風作りやどろだんご作りなどを来場した親子連れらが挑戦。ものづくりの楽しさを満喫していた。
 主催は福井県職業能力開発協会、県、県立産業技術専門学院、県板金工業組合、県建築組合連合会、県管工事業協同組合連合会、県左官工業組合、県造園業協同組合、県インテリア事業協同組合、県日本調理技能士会、県菓子工業組合、高齢・障害・求職者雇用支援機構福井支部、福井職業能力開発促進センター。県技能士会連合会が後援。

hokuriku