養老町は、道の駅「養老の郷」(仮称)や滞在型市民農園「クラインガルテン」などを整備する「養老の郷・田園エリア」事業について、2016年度に基本設計を委託する。選定に当たり公募型プロポーザルを実施する予定だ。
同町は、14年度に国土交通省中部地方整備局の重点「道の駅」候補に選ばれたことから、17年度の東海環状自動車道養老インターチェンジ(仮称)の開設を契機に町への誘客をさらに促進するため、同事業を行う。現在、基本計画策定業務を三菱UFJリサーチ&コンサルティング(東京都港区)委託し16年3月25日までの納期で作業を進めている。16年度は基本計画を基に基本設計を委託し、道の駅の建設場所や配置する施設、クラインガルテンの規模や滞在型のコテージを配置するかなどの概略を検討する。順調に進めば17年度に実施設計に着手する予定だ。
同町は13年3月に養老改元1300年プロジェクト「新生養老まちづくり構想」を策定。構想に沿って町のシンボル「養老公園」を中心に周囲の養老山麓、田園地帯を含め、住む人や訪れる人に対して魅力を向上するための郷づくりを進めており、田園エリアに道の駅やクラインガルテンなどを整備することを位置付けている。田園エリアには、民間が経営する温泉施設があるほか、農地が広がり、養老公園や養老山麓にも近いため、これらの資源を活用しながら観光振興と地域活性化策としての整備に取り組んでいく。
提供:
建通新聞社