日刊建設工業新聞
2015/11/26
【鳥取】中部県土局 倉吉青谷線杉下橋72bの設計
県中部総合事務所は、主要地方道倉吉青谷線のうち琴浦町内にある杉下橋改築に伴う詳細設計を西谷技術コンサルタントに委託した。現橋の下流側に新橋を建設し、左右岸の道路についても改良することにしており、今年度中に具体的な計画をまとめる。
杉下橋は、琴浦町下大江〜杉下地内を流れる加勢蛇川に架かる橋長78bのコンクリート橋で、1959年(昭和34年)12月に完成している。橋梁のタイプは、上部工が4径間PCT桁、下部工は逆T式の橋台と橋脚で、1999年には上流側に幅員3・5bの歩道橋を設置している。
しかし、車道の幅員が5b程度と狭いため、大型車のすれ違いが危険。さらに、橋梁本体の劣化も進んでいるため、地元からは早期の整備が要望されている。同事務所県土整備局では、2年前から基礎調査や地質調査を実施。当初計画していた拡幅と耐震補強を橋梁の新設と道路部分の改良に変更した。
基本的な計画は、現橋の下流側に新しい橋梁を建設するほか、左右岸の道路を500bあまりにわたって改良することにしており、今夏からジーアイシーに委託し、左右岸の道路計画を決めるための調査や設計を進めている。
新設する橋梁は、橋長が78bで、全幅は11b。下部工は橋台と橋脚1基。上部工はPCの予定。