トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(群馬)
2015/11/25

【群馬】セブン側から整備計画 綿貫町の矢中下斎田線


高崎市綿貫町などに新設する矢中下斎田線について、高崎市は残区間の早期着工に向け設計に着手する。県が4車化する主要地方道前橋長瀞線につながる市道で、市は本年度に設計を行い来年度から用地買収を本格化させる。工事は前橋長瀞線側から始め、県事業の進捗に合わせ着工する。
県が計画するコンベンション施設につながる主要路線の整備。前橋長瀞線の慢性的な交通渋滞の緩和にも大きな効果が期待されている。
所管する都市施設課によると、同線は高崎駅近くから競馬場跡地前を抜け東へ延びる都市計画道路。これまでに駅がある西側から東へ向かい延伸しており、アピタ高崎店前を経て、高崎市総合卸売市場付近まで整備された。今後は残るL810m区間を整備し、前橋長瀞線の綿貫町交差点に接続させる。幅員は道路両側の歩道(W4m)を含め18mとする。市は今後、県道が走る東側から整備を進める方針。まずは、市立岩鼻小学校までのL226m区間を整備し、通学路の安全性を高める。今月道路設計や河川測量などを委託する予定で、年度内に計画をまとめる。
来年度からは用地買収を本格化させ、早期着工を目指す。この区間はほぼ田畑で目立った補償物件も今のところないという。
付近を流れる粕川にはL10m程度の橋梁などを整備する。河川管理者の県はボックスカルバートも可能とみており、市は、今回の設計の成果品を踏まえて形式を決める。綿貫町交差点周辺は、すぐ北側のセブンイレブン高崎綿貫町店前にも信号があり、変則的な道路形状になっているため混雑している。
市担当者は、現状について「この付近に住んでいるが、朝夕を中心に交通量は多い。近くに高崎玉村スマートICができてからは、タンクローリーも列を成して走るようになった」と説明。今後は県と協力して混雑緩和に取り組んでいく考えを示した。