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秋田建設工業新聞社
2015/11/25

【秋田】大橋鉄工(株)/秋田工場は3,900uで来年4月に着工

 大橋鉄工株式会社(愛知県北名古屋市徳重北出52の2、大橋雅史代表取締役)は、横手第二工業団地内に秋田工場の建設を計画、25日に秋田市のアキタパークホテルで秋田県・横手市との立地協定締結式を行った。新工場は床面積3,900u規模で来年4月に着工する予定。施工者は、設計施工一括で今後2週間をめどに決定する方針で、横手市内業者を含む4社から選定を進めている。
 計画は、トヨタ向け自動車部品を製造する同社の主力であるオートマチックトランスミッション部品の増産体制を確立するため立案。自治体の協力体制や支援制度などから総合的に勘案し、横手第二工業団地への進出を決めた。
 立地協定締結式には、大橋代表取締役と佐竹敬久秋田県知事、橋大横手市長が出席。佐竹知事は「県ではこれまで、自動車関連企業の誘致に取り組んできており、今回の誘致は戦略にマッチした大変意義深いもの。トヨタ関連では、県内初となる一次サプライヤーでひとつの大きなエポックと考えている。輸送や除雪などの課題はあるが、スムーズな操業ができるよう協議していきたい」と期待を込めた。
 あいさつに立った大橋代表取締役は「当社は2年後に創業100周年を迎える。その節目の年に秋田工場の操業を開始できるのは大変喜ばしい。現地従業員や部品の仕入れ先などを地産地消できるように、横手市のものづくりの一員として地元製造業者とともにがんばりたい」と意気込みを語った。
 建設地は、横手第二工業団地北側の区画3haのうち、15,000uを取得する。用地取得費の一部は横手市が補助する予定。施設は平屋建て3,900u規模を想定し、投資額は約6億4,000万円。施設の構造については、施工者選定の際に提案を受けており、決定した企業の案を採用する。
 施工者決定後は、年内にも地盤調査に着手して詳細設計を実施、来年4月から9月末の予定工期で着工する。施設完成後は生産設備の移設や設置など創業準備を行い、29年2月に操業する。運営は現地法人の大橋鉄工秋田株式会社(大橋雅史代表取締役)が行う。

提供:秋田建設工業新聞社