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　三重県は、おおむね10年先を見据えた「みえ県民力ビジョン」を推進させるため、２０１６年度から19年度までの４年間を計画期間とした「みえ県民力ビジョン・第２次行動計画」（仮称）の最終案を取りまとめた。24日に開かれた県議会全員協議会で県側が説明した。９月に公表した中間案を踏まえて、県管理道路の新規供用延長など各施策の19年度の目標値を掲げた。16年２月議会に成案を提出する予定。
　県は、同ビジョンに掲げる「県民力でめざす『幸福実現日本一』の三重」の基本理念を実現させるため、行動計画（12〜15年度）に沿った施策に取り組んできた。それに続く第２次行動計画の策定に当たっては、現行の行動計画を総括した上で、経済面、精神面、社会のつながりの豊かさを求める「新しい豊かさ」を享受できるよう「協創」を進めるものとした。構成は、政策展開の基本方向として三つの柱とその下に「安心と活力を生み出す基盤」など15の施策を位置付けた。
　第２次行動計画の建設関連の施策の主な目標値は次の通り。（�@現状値�A19年度目標値）
　▽学校の屋内運動場などの「天井等落下防止対策」済み率�@県立学校０・８％、市町立学校26・４％、私立学校０％�A県立学校１００％、市町立学校81・６％、私立学校77・８％▽緊急輸送道路上の橋梁のうち良好な状態である橋梁の割合�@93・４％�A96・５％
▽浸水想定区域図作成河川数�@―�A20河川▽土砂災害警戒区域等の指定のための基礎調査実施数�@５７７０カ所�A１万６２０８カ所
　▽伊勢湾沿岸の海岸堤防耐震化延長�@33・３�`�A35・６�`▽山地災害危険地区整備着手地区数�@２０２９地区�A２１７９地区▽特別養護老人ホーム施設整備定員数（累計）�@９６４３床�A１万０６４７床▽老朽化した信号制御機の更新数（累計）�@25基�A１５２基▽不適正処理４事案に係る行政代執行による是正措置の進捗率�@25％�A81・３％
　▽生活排水処理施設の整備率�@82・２％�A87・２％▽耐震岸壁の整備を行った防災拠点漁港数（累計）�@２漁港�A４漁港▽高規格幹線道路および直轄国道の新規供用延長�@―�A34・３�`▽県管理道路の新規供用延長�@―�A42・５�`▽舗装の維持管理指数�@５・１�A５以上▽県管理港湾における岸壁の更新・大規模修繕実施延長�@１２０�b�A２４０�b▽緊急輸送道路の街路で無電柱化された箇所数（累計）�@12カ所�A15カ所▽県営および市町営住宅の長寿命化工事達成割合�@17・９％�A１００％
　▽防災設備などが適正に維持保全されている建築物の割合�@62・８％�A82・８％▽水道用水・工業用水事業の管路の耐震適合率�@61・１％�A62・３％▽地籍調査の実施市町数�@24市町�A29市町▽公共事業予算上半期発注率�@60・１％�A65％