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日刊建設工業新聞
2015/11/25

【鳥取】境港管理組合 水族館の整備構想いよいよ検討

 境港管理組合は境港・竹内南地区で構想する水族館の整備検討に入る。調査業務を大建設計広島事務所に委託しており、来年3月にかけて収支面など実現が可能かどうか予備調査する。
 同地区では2015年度、国の貨客船ターミナル事業(境港ふ頭再編改良事業)が新規採択。ターミナル整備に合わせ、昨年2月には官民連携の検討委が「みなとを核とした賑わいづくり計画」を策定している。
 水族館構想は交流・賑わいづくりプランの一つ。「夢みなとタワー」1階(700平方b)を改修して水族館にする青写真が提案されている。
 地元、境港市は水族館の整備に前向きとされているが課題は多い。近年では03年にオープンした鳥取市賀露地区「かにっこ館」(759平方b)の整備費用は10億円。水族館の建設費や、その後の管理運営方法など数々の難題が横たわる。
 同組合では、今回の調査業務で施設規模や展示内容、建設する位置、採算性などを組み合わせた選択肢をいくつか検討。今年度末までにまとめ、県と同市の関係機関が整備の実現性を探る材料に活用する。