日本工業経済新聞社(山梨)
2015/11/24
【山梨】来年渇水期の着工目指す 笛吹市の労報橋架け替え
笛吹市は、架け替えを計画する労報橋を含めた市道1−8号線の詳細設計を進めている。橋梁部を先行する意向で、来年度の渇水期の着工を目指している。
同路線は、ミズベリング構想のなかで誘客拠点施設整備を計画するNTTグラウンド跡地の北側と西側を囲む市道。サンポーが請け負う業務は、道路L300mの測量と橋梁を含めた詳細設計およびボーリング調査となっており、年度末を納期としている。
NTT用地については、先の市議会9月定例会で購入費用が盛られた補正予算が否決され、用地側へ市道拡幅を想定しているため、着手のめどは立っていない状況。
また、1961年に架設された労報橋はRC橋のL19・16mで、橋梁長寿命化修繕基本計画においては初年度(2010年度)の対象橋梁23橋のひとつに選ばれている。
このため橋梁の架け替えを先行して進める方針で、順調にいけば渇水期となる来年11月の着工が見込まれる。用地取得が叶えば17年度に市道拡幅工事に入る見通しだ。