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建通新聞社(神奈川)
2015/11/24

【神奈川】川崎市 武蔵小杉に福祉センター整備へ 日本医科大、三菱地所レジデンスと覚書締結

 川崎市と日本医科大学、三菱地所レジデンスの3者は、日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画で再開発ビル内に老人福祉センターなどを整備することについて覚書を結んだ。三菱地所レジデンスが日医大から土地を取得して建設する建物の区分所有権の一部(床面積約1700平方b)を市に寄付し、市が老人福祉センターなどの高齢者福祉施設を整備する。2016年度の都市計画決定、23年度の開館を目指す。
 3者は今後、寄付手続きに向けて具体的な条件などを協議し、17年度に詳細な協定を締結する。市は、導入する機能・施設の詳細、事業性を検討し、17年度に概略設計と基礎調査を、21年度に詳細設計を行う予定。建物本体は20年度に着工し、老人福祉センターなどの内装工事は22年度に実施する。
 日医大の武蔵小杉キャンパスは、新丸子校舎敷地を「A地区」、グラウンド敷地を「B地区」、武蔵小杉病院敷地を「C地区」として、再開発する計画。市が寄付を受けるのは、C地区に整備する低層棟2棟の一部。
 覚書では整備予定の施設について、@中原老人福祉センターの移転整備A在宅生活を支える地域に密着した介護サービス基盤施設B交流・相談・情報提供スペース―とし、ABの具体的な機能は今後、社会状況を踏まえて詳細に検討するとしている。
 開発予定地は中原区小杉町1ノ396。
 提供:建通新聞社