三重県はきょう24日、一般会計に県営サンアリーナ環境整備などのサミット関連事業を盛り込んだ12月補正予算案を県議会本会議に提出する。補正予算案は二通りあり、その1は、国の地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金の追加分として7265万円を計上。その2は、伊勢志摩サミット関連事業として5億4527万円を増額する一方、県税の減収などにより、18億5351万円を減額した。
追加した主な事業を見ると、伊勢志摩サミット関連事業で、国際メディアセンターを設置する県営サンアリーナ環境整備に2429万円を計上し、館内の和式トイレを洋式トイレに改修する。
新規事業では、避難路沿道建築物の耐震対策促進事業に84万円を計上し、耐震診断を義務付ける避難路で、沿道建築物の耐震診断に係る費用の補助を行う。
公共事業関連では、国補公共事業で国の内示などに伴い、約29億円を減額補正し、県単公共事業で9億0924万円を増額補正した。内訳は、道路事業が1億1625万円、河川事業が4億2200万円、都市計画事業が1億9161万円、治山事業が1億5013万円。災害復旧事業は1億9047万円を増額補正した。
企業会計のうち、水道事業会計で、建設改良費の減額などにより約4億7000万円を減額した。
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建通新聞社