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北陸工業新聞社
2015/11/20

【富山】鹿島道路/道路舗装の重要性に理解/桜井高生徒招き見学会/整備局黒部出張所が協力

 鹿島道路北陸支店(新潟市中央区、上條桂一執行役員北陸支店長)は19日、黒部市荻生地先の「黒部管内舗装修繕工事」の現場に桜井高校の生徒を招いて見学会を開いた。生徒に実際の舗設作業を間近に見てもらい、道路舗装の重要性を知ってもらうとともに、業界への理解と関心を高めてもらう狙い。北陸地方整備局富山河川国道事務所黒部国道維持出張所が協力した。
 見学会には同校土木科の2年生43人が参加。はじめに黒部国道維持出張所の諏訪成春所長が「この見学会を通して建設業の仕事に興味を持ってもらい、一人でも多く我々と一緒に仕事をしてもらえたら」とあいさつ。同社北陸支店の冨澤健さんが、舗装修繕工事における路面性状調査から施工計画策定などを織り交ぜながら、「ひび割れや段差の破損が交通事故の原因になる。道路は適切な時期と方法で、効率的に維持修繕を施す必要がある」と、舗装修繕の大切さを伝えていた。続いて同社現場代理人の五十嵐大樹さんが今工事の概要を、高橋勝行さんがアスファルトフィニッシャを運転させながら舗装機械について説明した。
 現場では実際に、舗装機械を使って15メートルにわたるアスファルト舗装の舗設作業を披露。この後、最新技術の紹介として3D―MC(マシンコントロール)を用いた作業や、情報化施工技術(自動追尾トータルステーション)による出来形管理について、パネルなどを使ってわかりやすく解説した。
 生徒は実際の施工作業を間近で見たり、最新の情報化施工技術に触れ、道路舗装への認識を深めていたようだ。
hokuriku