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福島建設工業新聞社
2015/11/19

【福島】梓設計に基本案委託/Jヴィレッジの新営工事

 県電源地域振興財団(事務局=県企画調整部エネルギー課内)は、Jヴィレッジに新設する全天候型サッカー練習場と新宿泊棟の基本設計業務を梓設計に委託した。公募型プロポーザルで選定し、17日に5302万8000円(消費税込)で契約を結んだ。履行期限は28年3月25日。実施設計以降はデザインビルド(DB)方式での発注を予定。28年度の実施設計と同年度内の着工を目指している。
 県等は31年4月までに、Jヴィレッジを本県復興のシンボルとなる新たな価値を持った世界トップクラスの施設に再整備する計画。現在施設を使用している東京電力が行う原状回復工事に加えて、施設所有者である同財団が復興・再整備事業として、全天候型サッカー練習場、新宿泊棟などを建設する。
 基本設計業務は、両施設と付随する外構が対象で、原状回復工事の取り合い部の設計調整なども含む。質疑回答などDB事業者選定の協力業務を別途委託する予定。両施設の工事発注区分は今後検討する。基本設計は分割発注も可能なよう施設別にまとめる。
 プロポーザルは、運動施設と宿泊施設の設計実績を有する1級建築士事務所(所属1級建築士4人以上)を公募した。参加表明した4者が今月4日に開かれた2次審査(ヒアリング)に臨んだ。参加者名は非公表。最優秀の同社と契約交渉を進めていた。
 全天候型サッカー練習場は人工芝サッカー練習場(約9700平方b)、観覧席、ミーティングルームなどを備えた屋内運動施設。延べ床面積約1万600平方b。躯体はRCかS造で、屋根は膜類等の日光が入る構造とする。新宿泊棟は既存施設のセンター棟・N棟西側にRCかS造の6階建て程度、延べ床面積約5500平方b。概算建設費はサッカー場が25億円、宿泊棟が19億円。