建通新聞社(神奈川)
2015/11/17
【神奈川】道路整備の促進を求める神奈川県大会 五輪開催に向けたアクセス整備などを大会決議
神奈川県、横浜市、川崎市、相模原市と、道路整備促進を求める協議会など9団体は17日に横浜市内で「道路整備の促進を求める神奈川県大会」を開き、東京五輪開催に向けて高速道路整備などの促進を求める大会決議を行った。
主催者を代表して、黒岩祐治神奈川県知事は、「道路整備は着実に進んでいるが、東京五輪開催に向けてつながるべき道路はまだまだある。五輪効果を経済に波及させるためにご協力をお願いしたい」と五輪開催に向けた道路整備の重要性を強調した。
意見発表では、茅ケ崎市観光協会が、「さがみ縦貫道路全線供用・国道134号4車線化供用によるストック効果」を語った。
大会決議では、東京五輪開催に向けて、新東名高速道路などの建設を急ぎ、セーリング・江の島会場決定などの効果を県内に波及させる必要があるとした。また、スマートインターチェンジの整備などにより、より利用やすいものとすることを求めた。併せて、大規模災害への対応として、「強靭(きょうじん)な幹線道路網」を形成するよう要望。
@神奈川を支える幹線道路ネットワーク整備A渋滞ボトルネック対策B高速道路の料金施策Cスマートインターチェンジなどの整備促進D老朽化対策加速E道路予算の予算確保−などを求めるとした。
要望として盛り込まれた「計画の進捗を図り早期事業化を求める路線」は次の通り。
▽新東名高速道路(海老名南ジャンクション以東)▽厚木秦野道路<国道246号バイパス未事業化区間>(厚木北〜県道相模大磯、秦野中井〜秦野西)▽横浜環状道路西側区間▽川崎縦貫道路<U期>(国道15号〜東名高速道路)▽第三京浜道路<外環道との接続>▽大師ジャンクション<東京方面への機能強化>▽西湘バイパスの延伸(石橋インター以南)▽国道357号未事業化区間(横須賀市夏島以南)
提供:建通新聞社