大阪府住宅まちづくり部は、千里ニュータウン内の府営千里高野台第3期住宅の建て替えに向け、PFI手法を視野に入れた民活手法の導入検討に着手する。同住宅では1〜2期に続き民活手法による建て替え検討を進めることになる。
民活手法の導入可能性の検討に当たってのアドバイザー業務は、委託役務業務の条件付一般競争入札で公告済み。参加申請を11月25日まで受け付け、12月11日に開札する。登録コードは「各種施策研究・調査」。
業務では、地域概要や計画地周辺の現状などの現況の整理を行った上で、想定される併設施設を含む土地利用計画案を検討する。その上で、民活手法により期待できる効果の整理や、事業スキームの検討、事業費の算定のほか、民活手法を実施する場合の民間の参画条件調査などを踏まえ、事業手法の評価と選定を実施する。納期は2016年3月9日まで。
千里高野台住宅は、阪急千里線の南千里駅が最寄り駅で、建て替え対象面積が14・6f(団地全体は23・6f)。
第3期の建て替え検討区域は、同住宅の東ブロックで、敷地面積は5・5f、現戸数は476戸。建て替え基本計画は別途策定中としている。場所は吹田市高野台4丁目。
2期のPFIによる民活(府営吹田高野台住宅1丁目民活プロジェクト)は、約3・25fを対象に府営住宅建て替え(4棟、10、13、14階建て延べ計2万2107平方b、330戸)と民間施設(2棟、地下1階地上9階建て延べ計2万9515平方b)の整備が三菱地所レジデンスグループで進められている。府営住宅の完成(第2工区)は18年度。
同住宅は、隣接する千里佐竹台住宅と一体的に建て替えを行ってきた。1期は千里佐竹台住宅敷地を対象にPFI事業で府営住宅などを建設済み。
提供:建通新聞社