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建通新聞社四国
2015/11/17

【愛媛】愛媛県 東予港の浚渫 2分割で11月中に公告

 愛媛県は、東予港西条地区で建設を進めている沖防波堤の内側を浚渫するため、2分割で11月中に一般競争入札を公告する。開札は12月。同案件の請負契約は議会承認案件となり、12月県議会の承認を目指す。浚渫区域を東西で分割、西側の掘削土量は36万8031立方b、東側は29万2331立方b。また県事業と合わせて西条市も同地区の泊地浚渫と埋立工(岸壁建設)を2016年度から事業着手する。
 県が浚渫するのは今治造船西条工場(西条市ひうち)の沖合、22・5f。現状水深約4bを水深7・5bに浚渫する。工期は15・16年度で、掘削土量は約66万立方b。事業費は38億円。
 東予港西条地区では、今治造船からの要望を受け県が11年度から沖防波堤(延長500b)の建設を進めており、15年度には約250bが概成する。
 沖防波堤は61函の直立消波ケーソンで構成。15年度に31函の据え付けと上部工を整備。16年度に残る30函の据え付けと上部工を整備し、完成させる。総事業費は33億5000万円。
 一方、西条市が浚渫するのは、県が浚渫する地区の周囲と今治造船の専用岸壁前で12・2f、事業費は約25億円。ほか延長450bの艤装岸壁を建設するため4・8fの埋立工に16年度事業着手し、17年度の完成を目指す。事業費は44億円。完成後は今治造船(今治市)に売却する。

提供:建通新聞社