徳島県東部農林水産局<吉野川>は、ため池「源太池」の改修を計画しており、実施設計をエス・ビー・シー(美馬市)に委託した。設計期間は2016年3月10日まで。地元との協議なども進め、早ければ16年度に工事を発注したい考えだ。
雨風や貯められている水の揺らぎなどで堤体を浸食し、土が削られ老朽化しているため池を改修する事業。源太池は容量6600dの均一型で、堤高は4・8b。改修により5b程度まで嵩上げし、張ブロック工(未定)などで表面を保護する予定。堤長は213b。また、洪水吐(放水施設)と底樋管(取水施設)などの改修も行う。
底樋管の延長は22bで、ヒューム管(口径は800_を想定中)を使用する。管敷設に伴うボーリング調査なども今後予定している。
今回の委託では、構造物の設計のほか測量や現地調査などを進め、施工計画や概算工事費などをまとめる。
事業期間はおおむね5年間。各年度の非出水期に工事を進めていく考えだ。
場所は阿波市市場町。
提供:建通新聞社