岡崎市は、額田支所庁舎など4施設を再編、新支所庁舎として整備する「額田センター」(仮称)の本体工事に2016年度事業で着手する。現在、実施設計を青島設計(名古屋市中区)で進めるとともに予算化を図る。
基本計画によると、新施設は現額田支所のほか、「額田図書館」「ぬかた会館」「森の総合駅」の4施設を統廃合する複合施設として整備する。規模は鉄筋コンクリート一部木造2階建て延べ1888平方b。施設の老朽化対策とともに施設を一新、耐震化を図る。
建設地は樫山町字山ノ神21ノ1の敷地内。旧支所庁舎跡地で、地域防災拠点として位置付ける。また、機能集約することで利用者の利便性向上や市民交流の拠点として期待される。
事業期間は2015〜19年度の5カ年。概算事業費は11億9800万円を見込む。基本計画はランドブレイン名古屋事務所(名古屋市東区)が担当した。
このうち、15年度事業では設計業務のほか、設備棟(鉄骨造平屋約30平方b)建設工事を経て、旧支所庁舎(鉄筋コンクリート造2階建て延べ1362平方b)の解体工事を進める予定。
各施設の撤去後跡地に対しては、駐車場や広場などへの利活用を検討する。今後の主なスケジュールは、16〜17年度で本体工事を進めるほか、17年度に道路や駐車場の設計、18年度に諸施設の解体工事や駐車場整備などを計画。最終の19年度では周辺道路の拡幅工事を予定している。
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建通新聞社