日本工業経済新聞社(山梨)
2015/11/13
【山梨】下水道整備拡大などを予算要望 甲斐市議会決算特別委
甲斐市議会の決算審査特別委員会は来年度予算編成に向けて、7事業にわたる要望書を保坂武市長に提出した。下水道整備面積拡大や竜王庁舎の浸水対策などが盛り込まれている。
提出にあたり、歳出については、経常的経費が2・7%増加して財政運営は厳しさが増すとしており、変化に対応した事業の取捨選択と統合整理により、計画的な事業推進が必要としている。
そのなかで、2014年度末の段階で整備率66・9%にとどまっている下水道に関しては、整備面積の拡大が図られるよう予算措置に努めることが指摘されている。
関連する事業では、将来におけるごみ処理施設の一本化を念頭に、庁内の横断的な組織での調査・検討費用としての予算付け、災害時の防災拠点ともなる竜王庁舎の浸水対策として、予備発電設備の設置箇所の見直し費用に言及。4カ所の公共施設の土地賃借料の削減、玉幡公園屋内プールの維持管理費見直しも要望項目に挙げられている。
要望書で取り上げられた項目は次のとおり。
◇公共施設の土地の賃借料等について
◇玉幡公園総合屋内プール運営費について
◇竜王庁舎維持管理事業について
◇将来のごみ処理に関する研究、検討費用について
◇社会福祉協議会職員人件費補助金について
◇下水道整備事業について
◇イベント事業の見直しについて
【表は直近5カ年の下水道事業特別会計の予算推移】