川越町は、「図書館等複合施設」(仮称)の建設計画で、2015年度内の工事発注を見送る方針だ。発注時期については現在のところ未定としている。
同施設の建設に向けた工事は、13年度に発注したが、労務単価の上昇や建設資材の高騰により、当初の予定価格では入札参加者が応札しないと判断し入札を中止した経緯がある。このため町は、予定価格や設計の見直しなどを検討し、14年度に再度の工事発注を目指し準備を進めてきたが発注を見送った。その後、15年度に発注する方針で進めてきたが、現在のところ発注時期についてはめどが立っていないという。
同施設は、図書館を核とし、中央公民館と郷土資料館の機能を備えた複合施設で、豊田一色の旧役場跡地に建設する。計画当初の施設規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ約4600平方b。図書館の収蔵規模は約8万冊で計画。中央公民館は教室と会議室、コミュニティー機能を整備し、既設公民館は解体するとしていた。
建設地は川越町豊田一色405。
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建通新聞社