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　全国生コンクリート工業組合連合会北陸地区本部（村上典雄本部長）は１２日、富山市のとやま自遊館で、技術普及講習会を開いた。北陸４県の組合員、国土交通省やネクスコ、富山・石川・福井県の行政担当者ら１４０人が参加。最新の技術動向に理解を深めた。
　冒頭、稲葉信孝技術委員長が「生コン出荷量が大幅に減り、過度な販売競争で協同組合や企業の健全経営だけなく、生コンの品質保証、安定供給が阻害されることを危惧している」と述べ、「委員会ではコンクリートの品質確保、品質保証の拡充、コンクリート舗装の推進に取り組んでいる。生コンは量よりも質の時代。発注者とユーザーに安心して使用してもらえるよう努力したい。本日は次世代のコンクリートについて講演いただくが、有意義なものになれば幸い」とあいさつ。
　講習会は３氏が講演。岩崎昌浩氏（デンカインフラ・無機材料部門特殊混和材部門技術課）が、「最新のトンネル吹付け技術」、岩城圭介氏（グレースケミカルズ技術部長）が、「最新の混和材技術」、鳴沢晴美氏（アクロス・ザ・ドア建築研究所主宰）が、「古代と現代を結ぶコンクリートの知恵と文化」を演題に、それぞれ概要や特長などを解説した。