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日刊建設工業新聞
2015/11/13

【鳥取】境港市/まちづくり計画各施設で原案 市民会館エリア800席ホール含む複合施設

 境港市の第2回美保飛行場周辺まちづくり計画検討委員会(委員長・丸田誠島根大学大学院教授、委員13人)が11日午後2時から境港市上道町、市民会館2階会議室で開かれ、市民会館周辺エリア、竜ケ山公園周辺エリアの施設内容・規模・ゾーニングについて市の原案を承認した。市民会館周辺エリアでは建て替える複合施設のホール規模800席、同施設との共有スペースなどを含む図書館1600平方b規模。竜ケ山公園周辺エリアでは地区体育館規模の体育館と屋根付き広場を竜ケ山球場敷地内(美保通信所前、県道沿い)に整備するのが妥当とした。また第3回会合(自衛隊との交流について)を22日、市民ワークショップを12月中旬に開くことを申し合わせた。
 両エリアの各施設機能は次の通り。
※市民会館周辺エリア
▽ホール機能=ホール規模800席(1000席以上利用するイベントは年間数回で稼働率が低い)。[ホールの特質]基本構想の基本理念、「日常的に人が集まる施設」「多機能で利便性の高い施設」「災害時に防災の拠点となる施設」という観点に基づき、可動式と固定式の併用。
▽駐車場機能=複合施設の配置計画の中で確保に努める。
▽高齢者福祉機能=気軽に立ち寄れるサロンスペースの確保。福祉関係機関などの事務所機能の集約、複合化。
▽図書館機能=複合施設の共有スペースなどを勘案して1600平方b程度(現在の蔵書(約15万冊)から施設規模を算出すると1823平方b)。自衛隊及び防災に関連した蔵書整備。自衛隊及び防災コーナーの設置。
▽会議室機能=利用状況に基づき、大会議室、第一会議室、和室1号、展示室、中央公民館分のスペースの確保。それぞれの部屋の確保。
▽美術展示機能=エントランスロビー、ホールなどの空間の活用、会議室と併用できる照明。各種展示機能の確保。
※竜ケ山公園周辺エリア
▽体育館=渡体育館(延べ面積785平方b)程度の地区体育館規模が妥当。[活用内容]平時は室内競技での交流(自衛隊)の場。災害時は避難施設や支援物資の保管などに活用。
▽屋根付き広場=先進地などの事例なども参考にし、50b×20b程度が妥当。[活用内容]平時はグラウンドゴルフ、フットサル、陸上及び野球の雨天練習場など。災害時は避難施設や資機材の保管などに活用。
▽ゾーニング=竜ケ山球場内の美保通信所側(県道米子境港線沿い)のスペースが敵地(大型車両の通行、近隣住民への配慮)。