建設経済新聞社
2015/11/13
【滋賀】学校給食共同調理場 移転候補地は高野
栗東市は、市立学校給食共同調理場の移転新築計画で施設候補地として字高野の準工業地域内をこれまでに選定、今年度内に建設用地測量、建物等調査を進める。
同計画では、現施設は、川辺189−1の敷地2644uに、RC造一部S造2階建、延1157uの規模で昭和48年に建設、最大6000食の調理能力を有するが、老朽化や狭あい化、ドライシステム未導入などの課題に対応して、移転新築する計画。
計画によると、幼稚園4園、保育園3園、小学校9校、中学校3校を提供対象校に最大8000食対応の新施設を整備。施設規模は建築面積約3100u、延床面積約3800u、1階に調理エリアの全ての機能を配置、2階に見学スペースや展示スペース、調理実習室等を配置する。
敷地面積は駐車場スペース等を考慮し、8900u程度を必要としている。
市はこれまでに、10月に建設用地測量業務、11月に建物等調査業務を入札、両業務を今後進め、必要な建設用地面積を確保したい考え。
事業方式に従来方式またはDB+O方式を想定。事業スケジュールでは、従来方式の場合、30年度の稼動開始を目標に、28年度に造成、基本・実施設計、28年度終わり頃から30年度にかけて施工・稼動準備を進める。
概算の整備事業費は23億5000万円(敷地購入費及び備蓄倉庫・配送車等の屋外施設構工事を除く)。維持管理・運営費は年間1・8億円。